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みなさん、こんにちは。

週末に成大で開催された5キロマラソンに参加してへとへとな状態の上に、自転車を盗まれてしまって少しブルーな管理人です。
さて、今回は台湾の大学生に人気のある企業についてご紹介します。台湾では、毎年3~5月になると各大学で企業による求人博覧会(職業説明会)が開催されます。この博覧会の目的は、主に各企業が優秀な若い人材を確保することと卒業を間近に控えた学生らが優良企業に自分をアピールする絶好の機会となることです。

さて、今年の台湾人の大卒予定者の職業意識について、おもしろい調査報告があるのでご紹介します。台湾の有力ビスネス・キャリア雑誌「Cheers雑誌」が、2017年11月3日から2018年1月5日の期間に合計166校の大学卒業予定者に郵送形式でアンケート調査を実施しました。4954部のアンケートに対し3167部の返答がありました。回収率は、63.93%です。回答者のうち、大卒83.08%、院卒16.92%という割合でした。

〇2018新世代が最も憧れる企業ナンバー1は台積電!!!

さて、台湾の有力ビスネス・キャリア雑誌「Cheers雑誌」が発表した「2018新世代が最も憧れる企業調査」によると、今年見事に1位に輝いたのは台積電(TSMC:Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.)でした。このTSMCは世界最大の半導体製造会社なので台湾学生が憧れるのも当然ですね。ちなみに、今年のトップ10は以下のとおりです。

1位 台積電(TSMC)

2位 グーグル台湾

3位 エバー航空

4位 誠品書店

5位 鴻海精密工業

6位 中華航空(チャイナエアライン)

7位 中国鋼鉄

8位 統一企業

9位 悠旅生活事業(前統一スターバックス)

10位 長庚医療財団法人

いかがですか?みなさんの中にも知っている企業もあるのではないでしょうか?グーグルは世界的企業ですから、日本や台湾問わずどこでも人気企業のようです。エバー航空は、近年そのサービスの良さなどが世界的にも評価されていることから学生に支持されたものと考えられます。「トリップアドバイザー」が公表した、旅行者が選ぶ世界の航空会社トップ10ではエバー航空が5位に選ばれています。5位の鴻海については、日本のシャープ買収のニュースですでに多くの日本人に知られていますね。

では、日本人の学生に人気のある企業はどこなのか?下の資料をみてください。

この資料は、マイナビが昨年実施した「マイナビ・日経2018年卒大学生就職企業人気ランキング」です。これによると、文系学生の部門では全日空が1位で、JTB2位、JAL3位と続いています。日本の文系学生には航空関係や金融保険関係が人気あるようですね。

一方、理系学生の間では、ソニーがトップでついで味の素が2位、資生堂が3位という結果でした。一昔前は、商社がトップにランクインしていたのですが、時代の変化とともに学生の好みも徐々に変化しているようです。

〇2006年以来の歴代人気トップ企業はこれだ!!!

2006年 台積電(TSMC)

2007年 鴻海精密工業

2008年 鴻海精密工業

2009年 中華電信

2010年 統一企業

2011年 中華電信

2012年 王品餐飲

2013年 王品餐飲

2014年 王品餐飲

2015年 グーグル台湾

2016年 台積電(TSMC)

2017年 誠品書店

どうですか?いずれも台湾を代表する企業が多くランクインしていますね。

〇台湾人学生が企業を選ぶ際に重視することは何だ?

台湾の学生が企業選択の際に重視するポイントのランキングは次のとおりでした。

1位 組織の雰囲気(開放感、活発度)48.1%

2位 整った昇進及び訓練制度    44.8%

3位  厚遇な報酬及び奨金制度    42.9%

4位 福利制度           38.4%

5位  合理的な労働時間の長さ     37.5%

6位 自分に見合った出勤時間    20.4%

7位 企業の業績、将来性            17.9%

8位 企業の信頼度                  14.9%

9位 海外赴任の機会                14.8%

10位 企業の評判、ブランド         5.5%

堂々の1位は組織の雰囲気でした。やはり、職場の雰囲気は仕事を毎日する上で欠かせない大切なポイントですね。2位に昇進、訓練制度、3位に報酬・奨金制度がランクインしていることから、台湾の若者は上昇志向が強いことがうかがえますね。また、この順位付けから、企業の将来性や信頼度、評判などの項目が低ランクになっているてんを考慮すると、台湾人の嫌ならすぐに転職すればいいという特徴が現れているように感じませんか?

〇6割の新人社会人が最重視するのは企業の新人訓練制度の有無

1位 整った新人(教育)訓練           62.5%

2位 上下関係におけるスムーズな意思疎通               43.7%

3位 新人のミスに対する許容度                              34.3%

4位 合理的な労働時間と仕事量                              29.9%

5位 明確な就労規則の事前告知                              27.0%

6位 新人への明確な仕事のビジョンと生涯計画サポートの提供  25.8%

7位 明確な職務内容の規定                                  24.8%

8位 報酬及び賞罰の透明性                                  21.5%

9位 企業内部カウンセラーの制度                         13.2%

10位 性差別とセクハラの禁止                              6.7%

(注意:上記の比率は複数回答を含む)

上記の統計は、新社会人が考える好感のもてる企業の条件を示したものです。この結果より、台湾の新社会人は、好感のもてる企業の3大条件として「整った新人(教育)訓練」、「上下関係におけるスムーズな意思疎通」、「新人のミスに対する許容度」をあげています。

〇台湾人にとって仕事の意義ってなに?

次に、台湾人にとって仕事をする意義は何なのかについてみてみましょう。上の資料は、今年大学を卒業する台湾の大学生を対象に実施された調査結果です。これによると、50.5%が仕事の最大の意義は「金を稼ぐ」ことと回答しています。次に多かった回答は「自己実現」で14.3%でした。この他には、「人生の視野を広げる(12.6%)」、「独立する(12.0%)」、「社会貢献する(4.8%)」、「親友と社会の期待に応える(2.8%)」、「新しい交友関係の構築(2.4%)」

という回答がありました。この結果だけをみると、台湾人らしい特徴が顕著に表れているように感じられます。現実主義的な台湾人がまず仕事に求めるのは「お金をどれだけ稼げるか」ということです。ですから、給与に不満があればさっさと転職する傾向にあります。日本のように一つの会社に最低でも3年という考えはないようです。まあ、仕事に対する価値観は十人十色。多様性があっていいと思います。

〇台湾人が尊敬する企業家のトップは、鴻海の郭台銘!!!

今、台湾の若者が崇拝する企業家のトップは鴻海の郭台銘で2年連続の一位でした。2位は、台湾TSMCの張忠謀(モリス・チャン)、3位にアップルの前CEOのスティーブ・ジョブズがランクインしました。ちなみに、4位の王永慶は、台塑集団(台湾プラスチックグループ)創業者で「台湾の経営の神様」と並び称されています。

〇新世代が最も憧れる各業界のトップはどこ?

上の資料は、新世代が最も憧れる各業界のトップを示したものです。

これによると、各業界で人気トップの企業は以下のとおりです。いずれも各業界でトップクラスの大企業ばかりです。有名な大企業は日本、台湾問わず若者に大変人気があります。

伝統製造業:中国鋼鉄

観光飲食業:悠旅生活事業

医療バイオテクノロジー:長庚医療財団法人

情報ネット:グーグル台湾

運輸交通業:エバー航空

販売、メンテナンス、リース業:台湾メルセデス・ベンツ

ハイテク製造業:TSMC

情報サービス業:中華電信

銀行業:台湾銀行

生活製造業:統一企業

メディア文化業:誠品

公共サービス業:台湾電力

イーコマス業:博客来デジタルハイテク

〇海外勤務を希望する理由は?

次に、台湾人の若者が海外赴任を希望する際の理由としてどのような動機があるのかをみてみましょう。海外勤務への憧れが68.8%でトップでした。その他の理由として、海外でキャリアを積むことで自分の資本とするという回答が62.1%、海外勤務すれば高収入が期待できる(52.3%)、台湾国内では新社会人の仕事の機会が少ない(30.6%)、先輩の経験談や推薦がきっかけ(5.1%)、すでに海外の企業から内定をもらっている(2.9%)などがあります。海外勤務を嫌う日本の若者とは対照的に、台湾の若者は海外へ積極的に挑戦したいと考えているんですね。

〇海外赴任するならどの国がいい?

台湾人の若者が海外勤務先として一番に選択したのは中國(35.9% 香港・マカオ含む)でした。ブログ読者の中には、この結果に驚いた人もいると思いますが、別に不思議なことではありません。なぜなら、近年中国政府は、将来台湾を統一するために台湾の若者に対して多種多様な優遇制度を設けて中国大陸へとりこもうとしているのです。顕著な例として、台湾で博士号を取得した台湾人学生が台湾で就職先を見つけることができないため、中国が高給で中国の大学での教授ポストを提供しているケースがあります。この他にも、台湾の若者が中国で起業した場合は、資金面でも優遇制度があるようです。また、台湾人の若者の意識の変化も影響しています。むかしであれば、自分が台湾人であるという国民感情が強く、中国に反発している人が多かったのですが、今では、台湾の大学で学ぶ中国人や逆に中国の大学で学ぶ台湾人の数も増えており普通の現象となりつつあります。何よりも、中国であれば言葉の障害がない分精神的には楽かもしれませんね。

場所問わず、自分の力を発揮することができ、且つ好待遇であればたとえ中国であろうと躊躇することなく大陸へ渡る台湾人は確実に増えています。

一方で、日本での勤務を希望する人の割合は18%で、中国の半分以下となっています。原因としては、おそらく中国と比べると、給与面でもそれほど魅力を感じることもない上に、サービス残業や過労死などの事故が絶えない日本企業での就業を毛嫌いする人が多いことが推測できるのではないでしょうか。

〇仕事における成功の定義とは?

上の図は、台湾人の若者が考える仕事における成功とは何なのかについてその結果を示したものです。これによると、自分の興味あることや夢が実現できたときに成功したと感じる人が61.4%でした。続いて、高収入(37.8%)、ある分野における専門家になる(37%)、仕事に融通がきき、生活できるだけの収入ある(32.6%)、金銭や地位など形あるものよりも快楽を感じることができる(29.2%)、現状を変え、影響力を発揮できる(24.5%)、創業する(12.4%)、出世する(10.5%)、知名度ある人物になる(5.7%)などの回答がありました。

仕事をする上で、やはり自分の目標や夢を実現することは大切なのですね。安定した企業に就職し、出世しなくても毎月安定した給与があればそれで満足と考える今の日本人の若者とはまた違った一面ですね。

いかがでしたか?仕事に対する就業意識はお国柄的に違いもみられて興味深いものですね。もちろん、どちらが正しくて間違っているのか?単純にそんな評価はできませんし、する必要もありません。所詮、人それぞれなのですから。

ブログ読者のみなさんのなかにもこれから先に大学に進学し、将来のキャリアを考える機会が来る人もいることでしょう。そういう人は、今回の調査結果を参考にするのもいいかもしれません。

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