みなさん、こんにちは。
最近まで、台湾奨学金の推薦状、学習計画書などの依頼に対する作業でばたばたしていました。やっと落ち着いたので久しぶりの投稿となります。みなさん、無事に締め切りに間に合うように応募されましたか?合格された際には、ぜひ管理人のブログでコメントをしていただけるとうれしいです。
さて、今回のテーマは「台湾の語学学校で使用される中国語教材「當代中文課程」を徹底分析」です。すでに台湾の語学学校で中国語学習されている方はおそらく「當代中文課程」という教科書を使用されいると思います。
管理人が20年ほどまえに台湾師範大学の国語中心で中国語を学習していたころは「實用視聽華語」というシリーズの教科書が使用していました。その後、歳月の流れとともに、實用視聽華語→新版實用視聽華語→當代中文課程という流れで中国語教材も変化してきました。そこで、今使用されている「當代中文課程」という教科書がどのような内容なのかつい興味本位で考察してみました。

ついでに言っておくと、この實用視聽華語と當代中文課程の作成者は管理人が所属していた国立台湾師範大学華語文教學研究所の教授や先輩たちが開発したものです。管理人も一応この大学院の修士課程を卒業している一人としては、ぜひとも知っておきたかった背景があります。では、早速一緒に當代中文課程についてみていきましょう。

〇當代中文課程は本来6冊存在するのだが!!!
當代中文課程は本来1~6まで6冊あるはず!!なんですが。なぜか5と6がどこにもみあたらないのです。ネットでオンラインショッピングサイトなどをかなり調べたのですが、どこも販売されている様子はありませんでした。らちがあかないので、當代中文課程を作成した関連者に確認してみると、その昔使用された時期はあるものの、学習者にとって教材のレベルや内容構成があまり適切ではなかったような理由で使用されなくなったというような情報を得たのですが、その真偽は定かではありません。しかし、現状5と6は表向き存在しないようです。もし、このブログ読者のなかで幻ともいえる5と6の教材を持っておられる方おられましたら、教科書の写真画像だけでも提供していただけるとうれしいです。

〇當代中文課程1~6の内容構成はずばりこうだ!!

上の画像は、師範大学国語中心で公開されている當代中文課程の教材構成に関する資料の一部を抜粋したものです。これによりますと、1~6冊までの内容構成は次のとおりです。
1冊目:実際の日常生活の会話に重点を置いた構成
2冊目:会話以外に、短文形式の読解を補足した構成
3冊目:長編会話から文語体表現及び文章を読む訓練を含んだ構成
4冊目:長編会話と文章の2構成に加え、議論形式のテーマを取り入れた構成
5、6冊目:社会、科学技術、経済、政治、文化、環境など多次元の主題を採用した実話に基づく構成。異なる文体や分野に対する学生の言語認識と運用の開拓を目標としている。

上記の記述によると、當代中文課程は1~3冊までが口頭訓練(会話力強化)に重点を置いた構成で、4~6冊までが文語体を中心とした構成となっているようです。

〇1~6冊までの各教材のレベルの概略

学習対象者 TOCFLレベル HSKレベル
1冊目 初級者 Level 1 入門級 三級
2冊目 初中級者 Level 2 基礎級 四級
3冊目 中級者 Level 3 進階級 五級
4冊目 中上級者 Level 4 高階級 六級
5、6冊目 上級者 Level 5 流利級

〇當代中文課程全6冊の標準学習時間と到達域

上記の中国語の記述によると、1日3時間、週5日のペースで学習すると、約3か月で1冊を終えることができます。そして、このペースを約1年半継続できれば6冊全てを完了させることができる計算です。もし全6冊を学習し終えたとすると、その時のあなたの中国語は、アメリカの大学院で中国語を専攻する院生(ACTFL超級或いはCEFRのC1レベル)に相当するレベルだそうです。ちなみに、CEFRというのはヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドラインのことです。CEFRの定義によると、C1レベルというのは優れた言語運用能力を有する者・上級者を意味します。最高級は、C2レベルで母語話者と遜色のない熟練者とされています。
次に以下の図をみてください。こちらは、国家華語測験推動工作委員会が公表している中国語レベルの一覧表です。これをみると、CEFRのC1レベルというのはちょうどTOCFLのレベル5流利級に相当することがわかります。新HSKであれば軽く6級を取得できるレベルとなっていますね。しかし、別の角度からみると、ゼロから中国語を学習して順調に當代中文課程全6冊を終了することができたとしても、TOCFL6級に合格するのは難しそうですね。そりゃそうですよね?たった1年半程度の学習で母語話者レベルになれるわけがありません。よく日本のネット広告で数か月で中国語をマスターという文字をみますが、全くの誇張宣言としか言いようがありません。そんな簡単に外国語をマスターできるなら誰も苦労せんわ!!!といいたいです。
先日、台湾の中学生と会話する機会があったのですが、その際に痛感したことがあります。自分の中国語が中国語母語話者の中学生レベル以下だということを。まあ、冷静に考えれば当然ですね。よくて小学生4~5年レベルくらいでしょう。まあ、それでも悲観はしていません。だって、語学学習なんて所詮自己満足の域に過ぎないからです。上を目指して努力することは否定しませんが、あまり上を見すぎてもきりがありません。自分が思う「ああ~、中国語で台湾人と楽しく会話できている自分がそこにいる。嬉しいな。」という程度でいいのではないでしょうか。まあ、人それぞれですけどね。

當代中文課程の本は語学学校や日本の販売サイト絶対買うな!!損するだけ!!
當代中文課程の本を購入したい人は、絶対に日本の販売サイトから購入しないほうがいいです。はっきりいってぼったくりです。楽天サイトだと1冊あたり6400円~7400円。日本のアマゾンでも5400円くらいします。本当にあほらしい価格です。そして、次に台湾の語学学校で購入するケースだと、普通定価で販売しています。まあ、それでも當代中文課程1を例にすると定価はNT$900で、ざっくり日本円にして3400~3600円の範囲です。それでも高く感じます。

そこで、更に安く購入できる方法があります。それは、台湾のネットショッピングの博客来というサイトです。こちらだと當代中文課程1がなんとNT$675(2700円を超えない)で購入できます。どうですか?安いでしょ!!このサイトで会員登録してあとはクレジット決済か着払いするだけ。台湾であれば、お好きな7-11を指定してそこで受け取ることもできます。検討する価値は十分にあります。

〇當代中文課程を購入せずして當代中文課程で学習するとっておきの方法

これはどういうことかというと、當代中文課程はいくら安く見積もって1冊最低2700円以上はするわけで、理論上6冊となるとざっくり16200円以上はするという計算です。しかし、なかにはそんなにお金をかけたくないという人もいるでしょう。そこでお金をかけることなく當代中文課程で学習する方法があります。(条件つきですが。)それは、あなたがすでに台湾に住んでいるのであれば、住まいの最寄りにある市立図書館へ行き会員となって、そこで當代中文課程の本を借りるという手段です。管理人は成功大学で借りようかなと思ったのですが、なんと受付に「置いてないよ。取り寄せ申請はできるけど、数か月かかるよ」と言われショックを受けました。国立ナンバー2の大学のくせに置いてないのかよ!!と。
しかし、ずる賢い管理人には「じゃあ、市立図書館ならあるんじゃないか?」と考え、台南市立図書館へ行き検索しました。すると!!!ありました。躊躇なく當代中文課程を借りて家に持ち帰りじっくりと眺めてみました。しかし、當代中文課程はかなり分厚い上になかなか重い本です。イライラしたので、スマホのアプリを使い写真で撮影後PDF化してスマホに保存。これで手軽にいつでも閲覧できます。あなたもお試しあれ!!

スポンサーリンク






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

2 × five =