今後、台湾奨学金に応募予定の人への役立つアドバイス!!!


みなさん、こんにちは。

来年あたり、台湾の大学(院)への正規留学を検討されている人たちの中で台湾奨学金に応募しようと考えている人も多いと思います。

そこで、台湾奨学金の応募にあたり事前に最低限の情報を持っておくことは必ず役立つと思うので、台湾奨学金合計5年分獲得者のぼくが今になって思う台湾奨学金の申請にあたり事前に知っておいたほうがよい情報をお伝えします。

台湾奨学金について事前に知っておくべき情報

其の一 台湾奨学金には多少不平等な点が存在する

過去の台湾奨学金の応募要項をみたことのある人ならば当然知っているだろうが、修士と博士課程ともに月額2万元の生活費と1学期あたり4万元までの学費補助がでます。そして、この上限4万元を超える部分は自己負担というルールなのですが、実は、大学によってはこの上限4万元を超える金額を全額大学側は負担してくれるところがあります。では、補助してくれる大学はいったいどこなのか?それについては、以下のリストに明記ある大学が対象となります。

 

☛2017年度臺灣各大學對臺灣獎學金受獎生學雜費優惠表

残念ながら、ぼくの通う成功大学は対象外でした。2016年までは対象だったのに。。。むかついて大学に「なぜ今年は補助がないんだ」と質問すると、奨学生も申請すればアルバイトできるから足りない分は働けばいい、との返事でした。

不足分を自分で負担する道理は当然理解できます、台湾奨学金の応募要項の規定にそうあるのだから。しかし、大学によって補助がでるところとないところがあるのはどうみても不公平だと感じますね。同じ台湾奨学生として台湾で勉強するのに、なぜ大学が違うだけで奨学金に関する待遇が異なるのか、不平等としかいえない。

ですから、来年以降台湾の大学(院)を受験し、且つ台湾奨学金を申請しようと考えている人は、事前にこの「臺灣各大學對臺灣獎學金受獎生學雜費優惠表」をみて自分が受験しようとする大学がこのリストにあるかどうかを確認するほうがいいです。逆に言えば、このリストにのっている大学を優先的に受験すれば、合格後の金銭的負担もかなり軽減できますよ。

其の二 台湾奨学金の書類選考の合否は「学習計画書の内容」の出来具合で決まる

 

奨学金の申請書類に最終出身校の成績書の提出がありますが、応募者の中にはこの成績書の良し悪しが奨学金の合否に影響すると心配する人も多いと思います。しかし、ぶっちゃけそんなの関係ないとぼくは言えます。

なぜか?って。それは、僕の大学の時の成績がGPA換算で2.2程度、ABC評価ではBとC、そして落第科目があっても、修士と博士で合計5年分の奨学金をゲットできたのですから。

その三 推薦状の内容なんて適当でいい。

応募書類に推薦状2通を提出しなければいけません。神経質な人はこの推薦状の内容をかなり重視したり、心配したりします。しかし、ぼくに言わせれば推薦状に神経を使うのは全く時間の無駄です。

ぼくは、大学申請用の推薦状や奨学金の推薦状などこれまで、すべてネットから推薦状のテンプレートを適当にし、それを自分で少しレイアウトして推薦状を自分で作成してきました。そして、最後に推薦者にみてもらって署名とハンコだけもらって完結です。それで、結果全部合格してきました。

書類選考する担当者の身になればすぐにわかりますが、何十通或いは何百通と送られてくる応募書類ひとつひとつに注意深く目を通すなんてふつうしませんよ。応募書類を過不足なく提出していればそれで十分です。あとは、学習計画書の中身次第です。

其の四 とりあえず、英語か中国語のどちらだけは中級以上のレベルにしておくべし

例えば、台湾奨学金の応募にあたり、どうしてもTOCFL(台湾主催の中国語能力試験)が提出できない場合の手段として、とりあえず、英語コースの大学(学部)を受験します。その際、TOCFLの提出は不要となりますが、英語の資格証明の提出は必要となります。そこで、早い時期にTOEIC(読解、聴解以外のSWテストも必要)を受験し、TOEICの証明書を提出できるようにしておきましょう。

そして、とりあえず無事に台湾奨学金と大学ともに合格できるようにします。合格後は、大学に入学してから専攻を変更することもできるので、その時に英語コースから中国語コースの学部に変更をするという方法もあります。

其の五 できれば、実際に受験予定の大学に足をはこんでおこう

自分が受験しようとする大学とその学部を見学し、更にそこに通う日本人学生や教授、スタッフをつかまえて大学の概要などについて情報を入手しておくことがベター。

そうすることで、学習計画書や志望動機を書く際にも大いに役立ちます。事前に見学もせず、入学後にはじめて大学を訪れた際に「ええー、こんな大学なの?想像と全然違う」などと後悔する可能性もあります。

其の六 台湾奨学金応募の対象者はその年の9月入学者のみ

これまで台湾の大学への入学月は毎年9月でしたが、近年では2月入学もできるようになりました。つまり、年間2回の入学チャンスがあるわけです。日本の高校3年生にすれば、3月に高校卒業後、すぐに台湾に行って大学生活ができるというメリットがあります。しかし、台湾奨学金は、この2月入学の人は応募できません。あくまで、9月入学者のみですので注意してください。つまり、2017年度の台湾奨学金の応募対象者は、2017年9月に台湾の大学(院)に入学する人が対象となるということです。

其の七 大学受験にあたり専攻はひとつに絞ろう

台湾の大学(院)を受験する際、通常2~3校、多ければ5校くらい応募する人が多いと思います。その際、自分の専攻はひとつに絞ったほうがいいでしょう。ぼくは、修士の際に3校ほど受験しましたが、中国語教育、環境学、日本語学とばらばらの専攻を受験しました。

今思えば、ぼくの行為はあほの一言につきます。異なる専攻を受験するデメリットとして、大学提出用の研究計画書を何通も用意しなければならないことがあげられます。例えば、受験校が5校で専攻も5校ともばらばらだと研究計画書の作成に膨大な時間と体力を要します。それよりかは、専攻科目をひとつに絞れば、研究計画書も基本的に一部作成すれば、どの大学にも少しの修正作業だけでそのまま提出できます。

また、台湾奨学金の面接まで進んだとしても、面接官になぜ異なる専攻がいくつもあるのか?と当然つっこまれます。このように、のちのち自分で自分の首をしめるようなあほな行為はしないようにしましょう。

その他のアドバイス

〇第一志望の大学に不合格となっても、どっかの大学にさえ合格できれば台湾奨学金はもらえます。

〇台湾奨学金の面接のときの服装はカジュアルでもOK。でも、心配なら正装でいくべし。ちなみに、ぼくはノーネクタイの半そでのワイシャツにスーツのズボンでした。

〇台湾奨学金合格後に実施される合格者向けの講習会には不参加でもOK.ぼくは、過去2回とも不参加。

〇修士や博士課程の学生は、毎学期の履修科目の平均得点が80点未満だと次回の奨学金がストップしてしまいます。しかし、普通にやっていれば80点くらいとれます。院生以上は、毎学期の履修科目数は、9単位(3科目、)多くても12単位(4科目)までにセーブするほうがいいでしょう。4科目でも相当ハードだとは思いますが。理想は毎学期3科目を履修し、その分たくさん勉強して高得点を狙うほうが無難ですね。

ぼくは修士のときに調子こいて1学期に5科目も履修してレポート地獄でえらい目にあいました。まあ、それでも80点以上は取っていましたけど。

 

なにか他に質問あれば、別途以下よりコメントしてください。

スポンサーリンク




“今後、台湾奨学金に応募予定の人への役立つアドバイス!!!” への4件の返信

  1. やすし より:

    Dr.Kさん

    こんばんは。いつも大変参考にさせて頂いております。
    来年の台湾の大学院への進学を目指しているものです。

    TOCFLについて質問があります。
    台湾奨学金申し込みのために、これまでTOCFLを何回か受験してきました。閲讀は問題ないのですが、毎回聽力の部分で2ポイントほど足りず、高階級不合格になり、新階級止まりです。當代中文課程4冊目、華語八千詞などは勉強したのですが、TOCFLならではのリスニング試験音声の速さに毎回戸惑ってしまいます。
    来月も受験するのでしょうが、今からの学習方法にアドバイスを頂けたら幸いです。どうか、よろしくお願い申し上げます。
    (現在教科書は遠東生活華語book3を使用しています。)

    また、新階級でも台湾奨学金は取得可能でしょうか…?

    突然の質問で申し訳ございません。回答いただけましたら大変幸いです。

    1. Dr.K-Taiwan より:

      やすしさんは、すでに當代中文課程4冊目、華語八千詞を学ばれ、現在遠東生活華語book3を使用されているということなので、
      中国語能力は中上級前後と判断します。そして、日常生活において台湾人との口頭での意思疎通もそれほど大きな問題はないと考えます。
      さて、TOCFLの聴解対策についてですが、TOCFLの問題内容(語彙、文法など)および難度は、台湾の語学学校で使用される中国語教材をベースとして
      いるので、現在お持ちの中国語の教科書の本文(会話形式部分)の音声を何度も聞く練習をしてください。
      具体的には、次のとおり。

      ☆TOCFLの聴解でナレーションの意味が理解できずに、解答できない場合の対策

      〇教科書の本文を熟知したうえでの聞き取り(本文を日本語訳で理解できている前提)練習
      →このとき、音声を聞きながら頭の中で会話のシーンを描けるようにします。
      本文の内容が理解できていないのに、何度聞いても時間の無駄です。聴解試験でも、内容がわからずして解答できませんよね。

      〇本文をみながら、音声とともに音読練習 →このとき、単語の四声、発音などに注意しながら音読します。

      〇本文をみずに、音声のあとにシャードイング練習→最初はできないかもしれませんが、いらいらせずに聞き取れた範囲だけでもシャドーイングします。

      お勧め事項:スマホないしパソコンで聴解練習をするときは、イヤホンをしてやるといいです。極力、周囲の雑音を聞こえないようにしあくまで耳を音声に
      集中させるためです。

      ☆TOCFLの聴解でナレーションの意味は何となく理解できるが、単にスピードが速すぎて聞き取れない場合の対策

      〇速聴で特訓 →超おすすめ
      この方法は、実に短期間で効果が絶大なやりかたです。
      パソコンで聴解練習するならば、Windows Media Playerを起動し、Media Player画面の下段中央にある▶を右クリックすると高速再生が表示されます。これを選択して高速で聴解練習を毎日行います。
      スマホであれば、速聴関連のアプリをダウンロードして高速で練習します。速度は1.5-2倍まででOKです。それ以上の速度はあまり意味ありません。
      Youtube動画で中国語ニュースを検索して、設定で速度1.5にして聞く練習も効果的です。

      さて、ここで注意事項ですが、高速で聞くので聞き取れないし、意味わからないは当然です。それでいいのです。とにかく、高速に耳が慣れるようにする特訓です。例えるなら、高速道路で時速120キロくらいでずっと走っていたのに、急に速度80キロにおとすとスピードが大変遅く感じますよね。実際は、80キロでも結構速いにもかかわらず。

      やすしさんは閲読は問題ないとのことですから、来月の試験まで約1か月あるので、この際、聴解対策のみされてはいかがですか?僕は昔、一日約2時間の聴解練習をしていました。速聴30分、音声と共に音読30分、シャドーイング30分、本文みながら聞くだけ練習30分のうちわけです。なお、聴解練習するときは、「~ながら聴解練習」は避けましょう。聴解一点集中の学習が効果的ですよ。

      ☆台湾奨学金の申請
      はい、TOCFL進階級でも台湾奨学金は十分に狙えます。その根拠は、まず台湾奨学金の応募要項にはTOCFLのコピー提出が要求されますが、その取得レベルは「進階級」となっています。次に、台湾の大学院側が留学生に求める中国語能力は、TOCFL進階級のところがほとんどです。

      念のために、やすしさんが受験予定の大学院の今年の応募要項を確認してみてください。そこにTOCFLレベルの条件が明記されていると思います。むしろ、ここが一番大事です。もし、やすしさんの受験予定校がTOCFLで高階級以上を求めるとなると、次回の試験で
      高階級に合格する必要があります。

      ☆その他
      やすしさん、TOCFL試験が終わっても中国語の勉強は継続してください。特に作文練習です。大学院は、レポート作成の連続です。はっきりいいますが、この大学院のレポート作成で必ず相当の苦労と挫折感を味わうことになると思います。誰しも同じだと思います。

      そこで、少しでも大学院でのこの苦労を軽減するための対策として、http://www.cna.com.tw/から好きな記事をみつけて、毎日「手書き」で模写するといいと思います。面倒くさい作業ですが、後々中国語で文章が上手に書けるようになってきます。
      小学生のころ、国語の教科書を丸写しする練習ありましたよね?あれと一緒です。最初は、丸写しからはじめ、徐々に中国語での表現力に磨きをかけていきましょう。

      以上です。ご参照ください。

      1. やすし より:

        Dr.Kさん

        大変詳しいご回答に心より感謝申し上げます。
        疑問が解決され本当に助かりました。来月の試験に向けて、教わったやり方を信じて頑張ります。経験者のアドバイスは本当に心強いです。

        志望先の大学の要綱を見たところ、「相當於CEFR高階級B2以上中文能力證明」が必要とありました。要綱によると取得済みのHSK5級がこれに該当するので少し安心しました。しかし、台湾で研究することを目指す者として高階級の合格を目指します。

        数々のアドバイス、誠にありがとうございます。
        これからのブログ更新を心より楽しみにしております。

        1. Dr.K-Taiwan より:

          やすしさん

          どういたしまして。
          大学院と奨学金の合格に向けて頑張ってくださいね。
          来年、また報告してくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

fourteen − 12 =