かなり深刻な台湾社会!!政府は子供を産めって言うけれど・・・・・・


みなさん、こんにちは。

今日は、現在台湾が抱えている超深刻な社会問題の一つについてお話をします。

それは、少子化問題です。日本でもお馴染みの深刻な問題ですが、実は日本以上に台湾の現状はやばいのです。

そこで、今日は台湾の少子化、人口について日本と比較しながら考察します。

 

台湾の総人口ってどのくらいなの?

上のグラフは、2008年から2017年6月末までの過去10年間の台湾総人口数と伸び率の年間推移を示したものです。

 

これを見ると、人口は年々緩やかに上昇していますが、伸び率は2012年以降減少傾向にあります。このまま伸び率の減少傾向が続くと、現在少子高齢化問題を抱える台湾にとって更に深刻さが増していくものと推測されます。ちなみに、2017年6月末時点の総人口は2,355万2,470人です。

 

性別でみる人口の年間推移

上のグラフは、台湾の性別人口の年間推移を示したものです。

グラフより、台湾の女性人口数は年々増加し、2013年に遂に男性人口を,超えました。2017年6月末時点では、女性の人口が男性に比べて117,206人多くなっていますいやー、これには少し驚きました。

 

合計特殊出生率でみる日台の深刻な少子化問題

 

現在の日本では少子化が深刻な社会問題となっていますが、実は台湾は日本以上に深刻な少子化問題を抱えているのです。ここで、合計特殊出生率(英語:total fertility rate、中国語:總生育率/ 定義:一人の女性が一生に産む子供の平均数)という統計資料を用いて日台間の少子化の現状について比較します。なお、この合計特殊出生率では女性が出産可能な年齢を15歳から49歳までと規定しています。

上の図は、2000年から2016年までの日台間の合計特殊出生率の年間推移を示したものです。これをみると、2003年以降日本の合計特殊出生率はずっと台湾を上回り、徐々に改善しています。しかし、日本の人口を将来にわたって維持するには2.07の出生率が必要だと言われている中で、現状の出生率は遠く及ばず将来の少子化が益々深刻化していくと考えられます。第1ベビーブーム(1947年から1949年)と呼ばれた時期の4.3以上と比べると、今は当時の約1/3以下になっています。

 

台湾の少子化は日本以上に深刻だ!!!

実は、台湾の少子化問題は日本以上に深刻なのです。上のグラフを見ると、台湾の出生率は日本よりも明らかに低く、また2010年には0.89と過去最低を記録しました。この0.89という数値は、1人の女性が生涯に産む子どもの数は1人に満たないことを意味します。これって国家にすれば本当にかなり危険な水準だと思います。

 

では、なぜ2009年から2010年にかけてこんなに出生率が減少したのか??その理由は2009年と2010年が台湾人にとって結婚してはいけない年だったからです。

ええ??どういうこと?って思いますよね。では、順番にみていきましょう。

 

なぜ2009年が台湾人にとって結婚を避けるべき年なのか???

2009年が「孤鸞年」だったから!!!

この「孤鸞年」はもともと日本に起源があるそうです。「孤鸞」とは一体何でしょうか?まず、「孤」は孤独、「鸞(らん)」は「伝説の鳥」を指し、つまり「孤独な鳥」という意味になります。「孤鸞」は伴侶を失った独りぼっちの鳥で、「孤独で寂しい人生をおくる」という伝説があります。だから台湾では、「孤鸞年」には結婚を控えるのです。

 

それで、2009年がちょうどこの「孤鸞年」の年だったのです。こんな年に結婚しようものなら、結婚後、自分の伴侶がすぐに死んじゃって未亡人或いは男寡婦(おとこやもめ:妻を亡くした男)になってしまう恐れがあるわけです。そんなの絶対嫌!!!というのが人情。

というわけで、この2009年に結婚する人は少なかったというわけです。

 

 

なぜ2010年が台湾人にとって結婚を避けるべき年なのか???

2010年は寅年だったから!!!

え!!!どういうこと?多くの日本人がそう不可思議に思いますよね?しかし、台湾社会はとにかく八卦社会なのです。日本にも昔から「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言い方がありますね。この八卦とは、いわゆる占いにおける天、沢、火、雷、風、水、山、地という8つを指します。台湾では、占いという意味意外に「噂話」や「ゴシップ」という意味があります。

 

とにかく、台湾人はこの八卦が大好きなのです。占い、風水、噂話、スキャンダル話など科学的根拠もないのに深く信じてしまう人が多いのです。

さて、話を戻すと、2010年の干支は寅年ということで、寅年は凶作の年と考えられ、寅年生まれの人生は不運で、気性の激しい子どもになると信じられているのです。ちなみに、台南では今でもこの風習が残っているそうです。

 

じゃあ、一番人気のある干支は何なの?って思いますよね?それは、辰年です。つまり、龍です。昔から、龍は皇帝の象徴とされ「望子成龍」という言葉があったほどです。この「望子成龍」は「わが子の成功を望む」という意味なんですが、つまりこの「龍」=「成功」という関係があるわけです。辰年生まれの男は将来成功すると強く信じられているのです。従って、辰年には出生率が爆発的に増えます。それが証拠に、「台湾の総人口数と伸び率の年間推移」のグラフをもう一度みてください。辰年である2012年の台湾総人口の伸び率が0.4%と2010年に比べて一気に伸びていますね。本当に台湾っておもしろいですね。

 

台湾の出生率はなんと世界最低なのだ!!!

 

台湾の出生率が日本より低く、且つ台湾にとって深刻な問題であることはわかりました。では、世界レベルで見た場合いったいどのくらいなのでしょうか?

(出所:Global Noteより一部抜粋 )

(注意:上図は、世界銀行の統計をもとに算出したもの。)

 

上の図表は、2015年の世界の合計特殊出生率国別ランキングを示したものです。

これをみると、日本が189位なのに対して台湾はなんと204位で世界最下位という結果でした。これってもう冗談で住むような話ではなく、台湾政府も本腰を入れて少子化問題に取り組まないと将来大変なことになりそうですね。

 

少子化問題の大きな原因はいうまでもなく、育児の経済的負担が大きいということです。この問題は、おそらく東アジアにおいては共通の原因だと推測できます。

 

台湾政府は少子化問題に対してどういった対策をしているのか?

台湾内政部は現在、少子化を食い止めようと次々と新しい取り組みを行っています。例えば、低所得世帯向けの子ども手当て、お見合いイベントの実施、七夕バレンタインデーの「プロポーズ大作戦」イベントの開催、有名人を起用した広告制作、子ども手当ての対象拡大に取り組むなどに全力をあげています。しかし、どれも目に見える効果はたいしてないようです。

 

いつも思うんですが、日本政府も育児手当を増やすなどの対策をしますが、そんなことしたって大きな改善策にはならないと考えます。親に現金を提供したところで、それが実際に育児のために本当に使用されているか把握できないからです。そんな手当よりも、例えば大学までも学費を無料にするとか、各企業に育児施設の設置を義務づけるとか、退職したシニア世代の人たちを活用して子供の世話をみてもらうサービスを提供するなどといった対策をもっと進めたほうがいいと思います。

 

さて、少子化のお話はここまでとします。
次に、台湾の各都市の人口についてみてみましょう。みなさんは、台湾の人口が一番多いと都市はどこだと思いますか?台北市?それとも???

台湾で一番人口の多い都市は台北市なんだろ??え?違うって。

この図は、2017年6月末時点の各都市の人口を比較したものです。

上の図を以下にランキングにしてまとめました。

なんと台北市がまさかの4位でした。いつの間に抜かれてしまったのでしょうか?

ちなみに、高雄市政府によると、今年6月末時点の高雄市と台中市の人口差は僅か1,444人です。数週間以内に台中市に人口を追い越されると高雄市政府は推測しています。

 

台湾の首都である台北市が4位に転落。これでは、首都としての機能を今後維持していくことができるのか少し疑問に思いました。

 

台湾に住んでいる日本人の数は???

次に、台湾に住む日本人の数についてみてみましょう。

上の図は、2007年から2016年までの在台邦人数の年間推移を示したものです。

2012年に一時に邦人数が減っていますが、それ以降は年々増加し、直近の2016年は21,887人なり、2万人台に回復しました。今後、台湾に住む日本人の数がもっと増えるといいと思います。

 

まとめ

 

では、ここで今回ブログのまとめをしておきます。

 

◎台湾の総人口は約2400万人で、女性人口のほうが多い。

◎台湾の合計特殊出生率は世界的に最低水準にあり、深刻な社化問題である。

◎台湾人は占いや迷信を強く信じる傾向が強く、特に南部ほどその風習は根強い感じ。

◎首都台北市の人口は4位に転落、台中が高雄の人口数を追い抜くのも間近。

 

 

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