外務省在外公館派遣員って何?仕事、給与、筆記試験に関するお話



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みなさん、こんにちは。

高校生や大学生の人の中には、将来外国語を使って大使館、領事館或いは国連機関で仕事をしてみたいという夢を持っている人もおられるでしょう。

しかし、実際にそんな世界で活躍できるのは、天才やエリートと呼ばれる人じゃないと無理、偏差値の低い自分じゃ駄目だ、とかそんなふうに思い込んでしまっていませんか。実は、そんなことはありません。

事実、三流大学卒業の僕ですが、自分の好きな中国語をとにかく時間をかけて勉強した結果、外務省専門調査員として2年間、中国にある在広州日本国総領事館で勤務することができました。とりあえず、今回は高卒以上の学歴を有する人を対象に外国にある日本の大使館や領事館で働くチャンスをつかむ方法について書きます。

大した学歴はないが、海外の日本大使館や領事館で働く方法とは?

高卒以上の学歴があれば、「外務省在外公館派遣員制度」に応募することができます。

参考サイトは、☛こちらをご覧ください。

 

では、早速「外務省在外公館派遣員制度」がいったいどのようなものなのか、一緒に見ていきましょう。

そもそも在外公館派遣員ってどんな仕事をするの?

お仕事の内容:

〇便宜供与

便宜供与というのは、辞書で調べると「他人のために物や利益を提供したりして特別なはからいをすること」とあります。そして、在外公館でもこの便宜供与という言葉が使われます。では、実際にどういう仕事をするのかというと、例えば、日本から政治家や公務で出張してこられる皆さんが現地の政府関係者らと会合をする際に使う会場の手配、会場までの車での案内、在外公館に外務省から派遣されてくる職員の空港までの送り迎えから、住まいの手配、銀行口座開設、現地生活情報の提供などの支援などを行いします。民間でいうと総務部門がする仕事内容に近いと思います。

〇その他の仕事

上記で述べた便宜供与以外に、在外公館のホームページの情報更新やその他大使や領事から依頼を受けた仕事をこなすことになります。これは、各公館によって多少異なります。

在外公館派遣員としての心構え

在外公館派遣員の仕事内容については、大まかに上述したとおりですが、これを知ってあなたが想像していたイメージとはかなり違ったかもしれませんね。極論言えば、在外公館派遣員の身分は、公館内では一番下っ端、仕事内容は雑用です。しかし、どの職場でもスタートは雑用から始まります。この雑用すらまともにできない人間が他の仕事をしてしっかりと成果をだせるでしょうか?なかなか難しいと思います。

在外公館で勤務する以上は、外の人からみれば大使館や領事館で働く日本人職員の一人としてみられます。当然、あなたの行動が在外公館職員として、また日本人として他者に与える印象に大きく左右します。ですから、自分の身分をはっきりと自覚し日々の生活行動に注意をする必要があります。

派遣員の給与ってどのくらい?

月額報酬はおおよそ24万円~39万円で金額は派遣先により異なります。これ以外に住居手当が別途支給されます。

もう少し在外公館派遣員についてくわしく知りたい人は

このブログで在外公館派遣員に関する大まかなことは理解できたけれど、もっと詳しいことが知りたいという人は、大使館で働くための「派遣員」ガイド(三修社編集部という本が出ているので一度読むといいでしょう。購入せずに地元の図書館で借りて読みましょう。無駄なお金が節約できます。

帰国後の進路は?

帰国後の進路は人それぞれです。民間に就職する人もいれば、大学を休学していた人は復学します。しかし、やっぱり憧れの外務省で勤務したいなーという人もいるでしょう。まあ、当然だと思います。実際、派遣員の任期を終えたあとに外務省職員として勤務される人もいるそうです。

その方法として、主に国家公務員試験に合格後に外務省で勤務する、或いは!!在外公館で勤務中に真面目に勤務すると同時に、とにかく上司に好かれるようにしましょう。うまくいけば、外務省に推薦してもらえるだけでそのまま外務省に入ることもできるケースもあります。まあ、どれくらいの確率なのかは不明ですが。

じゃあ、肝心の在外公館派遣員の試験内容ってどんな感じなの?

この試験内容について、詳しく知りたい人が多いと思います。実際に、去年僕が大阪でどんなレベルの試験なのか記念受験したメモ書きが残っていたので、みなさんの参考までに公開します。

受験日:2016年10月16日(日)

会場:大阪 京阪淀屋橋ビル3,4F

時間割:

9:30 会場入り

10:00-10:10 試験の説明

10:10-11:10 外国語試験(英語)

11:25-12:00 一般常識試験

12:20-13:05 作文試験

13:05-13:15 適性試験

13:20-13:40 絵描き試験

受験生の概況

大半が女性。見た目であるが、年齢層は20代~30代が多い。

試験内容

〇受験語学:英語

〇解答形式:マークシート方式。

〇試験構成:語彙、文法、会話文、読解問題。

〇語彙:空欄に適切な単語を選ぶ。熟語(イディオム)の問題もあった。全体的には中程度

で、Duo3.0をやっていればできる問題。しかし、数問は難しい問題もあり。

〇文法:一文に下線が数か所あり、その中から文法上のエラー箇所を選択させる問題。レベルは、TOEICのPart5が理解できれば対応できる。

〇会話文:二人の人物が話す会話の中で、空欄があり、選択肢から適切なものを選択。ここは、非常に簡単なので、ケアレスミスに注意。素早く解いて、読解問題へ取り組むべき。

〇読解問題:TOEIC形式に似たもの。試験後半に用意されており、大問で約5-6題。レベル的には容易。ただし、時間配分には注意。全体として、制限時間1時間で十分に解ける分量である。

〇一般常識問題:

計60問を30分でとく。正直、時間との勝負。

試験構成は、数学、時事問題、漢字、四字熟語、物理、生物等、幅広い。対策としては、

数学は、SPIの本や公務員試験にでる数的処理、判断問題などを行うとよい。

時事問題は、これは、政治、経済、外交、日本国内など幅広いので、日々日経新聞で情報収集したり、書店で時事問題の最新版を購入したりしてやるとよい。

生物や物理などは知らないとできないので、正直、適当にマークして次の問題へいくほうがよい。

漢字や四字熟語は本当に基本的なものなので、SPI本で十分。

全体としての感想は、先に、時事問題や国語関連の問題を先にやったほうがいい。そして、最後のあまった時間で、数学やその他の問題にあてたい。確実にとれるとこを押さえたほうがよい。

〇作文試験

テーマは、毎回同様らしい。今回は、最初の45分で2つ作文を書かせる。テーマは、「あなたの今までの人生の中で、最も苦労したことを簡潔に述べよ。」というもの。分量としては、300-400字くらいが妥当と判断。

2題目は、まず、第一志望の公館名を記入。次に、15字内でその動機を書く。例えば、OO公館では、語学が活かせる。等。そして、「派遣先での自分の生活と仕事を想像して書け」というもの。150-200字が妥当と判断。

〇適性試験

自分の性格的なものについて、はい、いいえ、どちらともいえないから選択回答。

〇絵描き試験

これは、意外な試験だった。A4サイズが1枚配布される。そこに8コマの小さい正方形がある。各正方形内に簡単な記号なようなものが中途半端に書いてある。制限時間内で、自分の思うままに、各正方形内に続きの絵を描く。絵の上手下手は採点に関係しない。ちなみに、自分は、時計、サイコロの目、日の出、スマイル顔など適当に描いた。

以上になりますが、若いうちに海外でいろんなことに挑戦することは必ず今後のあなたにとって価値ある財産になるはずです。実際に、ぼく自身がそうでしたから。迷うくらいなら挑戦してみればいいのです。経験をたくさん積みながら、自分のキャリア人生を築いていきましょう。頑張ってください。
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投稿者: Dr.K

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これまでの台湾生活の経験をもとにいろいろ有益な情報を発信していきたいと思います。
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