台湾奨学金を絶対獲得するための「学習計画書」の書き方


 

今回は、「台湾奨学金」の提出書類の一つである「学習計画書」の作成方法について、ぼくのこれまでの経験をもとにお話をします。ずばり、はじめに結論を言ってしまうと、「この学習計画書の内容次第で9がた合否が決定」するということです。その根拠はなにか?根拠は2つあります。

 

1 ぼくは有名大学卒業でもなければ、大学の成績も平均くらいだった。それでも、2回連続で台湾奨
学金を獲得できた。

2 台湾奨学金の採用担当者が「学習計画書で書類選考は決まる」と言っていた。

 

したがって、ここからぼくが導き出す学習計画書の成功ポイントは「相手の条件を満たす+共感できるものがある」ことにあります。

 

では、まず相手の条件を満たすとはどういうことでしょうか?そこで、「2017年度台湾奨

学金及び教育部華語文奨学金募集要項」を見てみましょう。そうすると、以下の記載がありました。

 

格式:

〇A4横書きワ-プロ。

〇字数:3,000字程度を標準とする。→ぼくは2980字書きました。

〇内容:志望する大学名、台湾留学志望の理由、留学中の具体的な研究計画、帰国後の計画(学業、職業を含む)を詳細に記載すること。

 

これが「相手の条件」ですね。ですから、まず最低限これらの条件は守らなければいけません。そして、「共感できるものがある」ことと書きましたが、これはブログやツイッター等をやるときにでも同じことが言えます。自分が本を購入したり他人のブログを読んだりするときのことを想像してください。あなたはその本に共感するものがあるから購入し、また相手のブログに共感できるものがあるから読もうとしますよね?人は常に共感をもとめているわけです。ですから、この学習計画書にも相手が共感できるものを書くべきなのです。ただの学習計画書なら誰でも書けるのですから。

 

 では、次に具体的にぼくの学習計画書をもとに見ていきましょう。

 

 

研究計畫書

 1.自分の基本的情報、志望大学名を書く。

姓名:〇〇〇

出生日期:〇〇年〇月〇〇日

學歷:〇〇大學〇〇研究所碩士

申請科系(志望大学及びその学科):

第一:國立〇〇大學〇〇研究所博士班

第二:國立〇〇大學〇〇研究所博士班

第三:國立〇〇大學〇〇研究所博士班

 

 2.自伝と呼ばれる自己紹介文を書く。

下の例を参考にすると、「成長背景(自分の生い立ち)」で自分の出身地、家族構成やどのような家庭に生まれ育ったか等について書く。「求学歴程(学歴)」では、これまでの学歴を含め、大学で何を学び、なぜ中国語を学ぶに至ったのか、自分と台湾の関連性について書く。「個人興趣、特長(性格、趣味など)」では、自分の性格について具体的に書く。

この自伝の部分は、いわば自己アピールです。試験官に興味をもってもらえるような特技、趣味、できれば台湾と絡みのあるエピソードを書きましょう。

 

成長背景

  我出生於日本〇〇縣。〇〇縣大致位於日本列島中央。我生長在一個很平凡且美滿的小家庭,父親是〇〇,母親是個家庭主婦,而妹妹是個〇〇老師。在父母恩威並施的教導下,我和妹妹都接受到良好的教育,整個家充滿和諧的氣氛。

 

 

求學歷程

  我民國〇〇年畢業於〇〇大學〇〇系。在這四年裡,我念〇〇系,學習了有關中國、臺灣、香港等亞洲地區的經濟、社會、文化各方面的事情。在這環境下,我認識了許多來自臺灣的留學生。在大學生活,平常不僅只是跟他們一起上課,也會一起參加課外活動。隨著和臺灣朋友們的友好交流,讓我深深地體會到所謂臺灣人的人情味。大學畢業後到臺灣留學兩年的時間。我把自己的中文能力提升到一定程度之後,下定決心要進一步地探索中文。民國〇〇年,我就讀國立〇〇大學〇〇研究所,同時交到我這輩子的知己好友。也因在臺灣留學的經驗讓我開啟了眼界。有許多理由讓我無法抗拒臺灣的魅力,同時希望自己接下來的日子能夠在臺灣度過。因為在臺灣,有著許多不同世代對日本有好感的人,且與日本同樣擁有著民主與自由,就連價值觀也很相近,所以我很喜歡跟臺灣的朋友們討論五花八門的話題,不管談什麼都讓我覺得非常的有意義。

 

個人興趣、特長

  我的個性屬於活潑外向,好奇心也強,從國中就開始一個人到國外旅遊。到目前為止,我去過臺灣、美國、中國、泰國、澳洲、菲律賓、韓國。古人說:「行千里路,勝讀萬卷書」,由此可見旅遊的益處非常大。放假的時候,我會去旅遊,對於世界各國的名勝古蹟及其外地的旅遊景點都很感興趣,這使我更加地了解、感受到了世界的廣袤,大開了眼界。

  我的優點是,做任何事都會全力以赴,即使失敗了,也不會氣餒,思考檢討失敗的原因,下次再接再厲。隨著年齡的增長,我必須做的事情漸漸地變多,不時會遇到一些並非自己喜歡的事,也因為這點讓我更加體會能有個興趣是多麼的可貴。因此我會忙中偷閒,只要一有時間,一有機會,就會去結交新朋友,並且與朋友們一起享受語言交流,這樣喜歡交外國朋友的興趣,真是讓我的生活添加了不少樂趣。

3.台湾留学の理由について書きます。

ここでは、なぜ中国ではく、台湾留学なのか?あなたが留学場所として台湾を選んだ理由を具体的に書きます。ぼくの場合、理由は大きく2つありました。まず、自分が研究したい専門分野の大学院が台湾にあり、以前中国で研究をしていたので今回は台湾で研究がしたかったこと、そして、台湾は外国人留学生が学習するには最高の環境であることの2点を書きました。特に、外国人にとって台湾は最高の環境であることを客観的に証明するために、ある機関が実施した調査結果をもとにその理由を説明しました。相手を納得させるには、裏付けとなる根拠(具体的な数字、アンケートの調査結果等)があるほうがベターです。

 

 

灣留學的理由

一:自己要研究的專門領域

    我以前工作的專門領域是研究中國經濟、中國與亞太區域的外交關係。本人在〇〇裡工作時,親自體會到中國大陸的崛起已為世界帶來巨大的轉變,也使「中國研究」成為所有人文社會科學研究者無法迴避的重要領域。於是,我下定決心要在臺灣就讀博士班,來更進一步地探索臺灣、中國與亞太區域國家之發展與互動關係。

    據我所知,培育〇〇之學術研究人才的研究所在臺灣只有國立〇〇大學〇〇研究所與國立〇〇大學〇〇研究所這兩所學校。我希望這次能從臺灣的學術研究角度來探討有關臺灣、中國與亞太區域國家之發展與互動關係。

 

二:有外籍學生來臺灣留學的吸引力

    根據全球最大旅外人士網站Inter Nations公布2016年最佳旅居地排行榜,臺灣奪得全球第一。而評比項目中的「生活品質」,臺灣也榮登全球第一。Inter Nations詢問外籍人士對所居住過的191個國家的觀感,請他們就旅外生活的「生活品質」、「個人財務」、「僑居地定居難易度」等不同面向評分,以總平均分數列出排名。而臺灣因為擁有良好的生活品質及金融環境,又有便宜的高品質醫療服務,因此被評為為全世界最佳旅居地第一名。由此可見臺灣對外國人來說是一個理想的旅居地。並且我本身過去也有在臺灣度過的經驗,所以我希望能夠在一個生活條件很好的環境之下來研究自己的專門領域。

 4.研究目的とその動機について書く。

ここからは、いよいよ大学(院)での自分の研究目的とその動機について書いていきます。正直、ぼくはこの部分を書くのに手こずりました。というのも、ぼくの修士時の専門分野は中国語教育だったのに博士課程では全く異なる台中関係、中国とアジアの外交関係を研究テーマとしたからです。仮に書類選考を突破しても、面接で必ずこの点を指摘されることは想像できたので、なぜ研究分野を変更したのかを納得のいく根拠を説明する必要がありました。そこで、ぼくが考えた根拠づけは、大学でアジア文化を専攻していたこと、そして仕事で中国の政治経済に関する研究を行った経緯があることの2点をうまく利用してなんとかごまかしました。

 

研究目的與動機

身為〇〇,過去四年我在〇〇裡工作時,透過與中國經濟和外交政策相關的各界專家之意見交流以及實地田野調查,我進行研究有關中國的貧富差距以及人口問題帶來的各種人為災變的社會問題,比如:農民工問題、教育問題、就業問題、環境污染、衛生醫療問題等。另外,進行探討兩岸關係對臺灣國家安全、經濟發展、外交與內政皆具有關鍵性的影響,其變化甚至會牽動東亞局勢與國際關係的穩定。我在研究中國政治與經濟上一直抱著三個疑問。

 

第一:在三十多年前,中國仍是一個經濟發展落後的社會主義國家,但是1970年代末的改革開放以後,究竟中國經濟是如何融入國際經濟體系?在整個過程中,中國挑戰了或是接受了哪些國際經濟體系的既有規則?

 

第二:隨著國際體系的演變而有不同的互動結果,中國與東南亞區域未來政經發展趨勢會如何變化?

 

第三:兩岸彼此間的政策發展,對於臺灣政策的政經效應、臺灣民眾政治認同變遷、中共對臺決策機制方面到底有任何影響?

 

以上三點,我藉由研究所的課堂互動,進一步提升自己對於國關理論的掌握與應用能力,同時加強對目前學界關注的幾項核心議題的理解,以及在學期過程中培養獨特的理論視角與觀點,未來能應用課堂所學,在論文寫作與時事評析方面能有更宏觀的視野與更深入的省思與批判。

5.研究テーマと研究方法を書く。

4で研究目的とその動機について書きました。次に、どういう研究テーマでどのようにリサーチをしていくのかについて書きます。研究テーマはできればひとつに絞り、それについて深く掘り下げていくほうがよいのですが、ぼくは一つに絞ると今後研究が行き詰まった際に困ると考え、研究テーマを3つ挙げました。そして、研究方法として参考文献によるアプローチ、学会や学識者たちとの意見交換などの学術交流を通じて自分の見聞を広める、フィールド調査を通して研究論文を製作するといった感じのことを書きました。

 

研究題目與方法

第一:改革開放後的中國經濟體系的演變

為了研究中國大陸1970年代末的改革開放以來的中國經濟發展,透過相關文獻的介紹與課堂互動,探討經濟發展與政治民主間的關係、經濟成長將會帶來社會結構的重組與社會價值的多元化。

 

第二:中國與東南亞區域未來政經發展趨勢

探討當前研究東南亞區域以及中國與東南亞互動模式的主流理論架構與方法的最新文獻,加強自己對於從事區域研究的理解,進而掌握崛起強權與周邊關係的互動架構與政治關係。另外,引用當前國際與國內學界探討中國與東南亞關係的重要理論與主流觀點,在學期過程中完成一篇以中國與東南亞關係為題的研究論文,並安排正式學術程序發表。

 

第三:兩岸關係的現況以及未來展望

首先,從歷史與現勢觀察兩岸彼此間的政策發展,其次從各種理論(包括臺灣國內政經發展、九二共識、兩岸互動與國際環境等)探討中台對兩岸政策的差異,最後則是探討當前兩岸關係發展的重要議題以及未來發展的趨勢。

6.将来の計画について書く。

僕はこの将来の計画について2つにわけてかきました。まず、大学院の在籍中に行うべき計画事項について書きました。ここでは、大学院のカリキュラムにそって学習をしながら専門知識を深めること、博士論文作成のためのフィールドワークを行うこと、在学中に卒業後の進路を確立することなどについて書きました。最後に、卒業後の計画として大学で教授を目指す或いは研究機関で学者として従事するなどといった内容を書きました。ちょっとしたアピールポイントとして、「将来自分の研究が台湾と中国、台湾と他の国との関係に少しでも活かすことができればいい」というようなことを書きました。

 

未來規劃

研究所生涯

接下來的博士班生活,我將依循系上安排的必修課程認真學習,且提升自己的國際視野和專業知識,再進而依照自己的興趣選修其他相關課程。

 

研究目標

一:勤學習並充實各基礎理論課程,對各項專業領域做廣泛的了解。

 

二:開發並確立自己的多元議題與研究方法,確立畢業後發展之方向。

 

三:去中國或其他亞太國家,研究其國家的政治與政治現狀,同時透過實地田野調查來了解當地的政治、經濟以及外交政策。

 

四:加強全球性、區域性、各國政府,以及相關議題的比較研究能力,培養自己的宏觀創意與分析能力。

 

五:將博士班期間的研究成果綜合融會以後,完成博士畢業論文。

 

畢業後計畫

畢業後,不管在國內外,我都希望能在大學或學術性機構進行研究有關中國與亞太區域的政治、經濟和社會發展,以及相關法律制度之比較研究,同時更進一步分析臺灣、中國與亞太區域國家之發展與互動關係。我會好好活用在博士班所學到的學識及實習經驗。另外,畢業後我也會參加各種學術交流的相關活動,以培養自己對這些領域的認識、擴增視野與見識,期望未來能為臺灣、中國與亞太區域國家之發展與互動關係貢獻一份心力。

 

以上、ぼくの学習計画書を例におおまかな学習計画書の作成方法について述べてきました。もちろん、これはあくまでぼく個人の一例にすぎません。中国語での学習計画書の作成方法について調べたいときは、yahoo!奇摩で「學習計畫 範例」というキーワードを入れて検索してみてください。いろんなサイトが表示されるので、ご自身で納得のいくサイトをみつけてみてください。

 最後にぼくからのアドバイスを述べたいと思います。僕自身、今回奨学金を獲得することができた自分の学習計画書に満足しているわけではありません。今見直してみると足りない部分があることに気づきます。しかし、それでも合格できたのです。学習計画書や論文などの作成において、「完璧」なものというのは存在しません。ですから、あまり神経質になりすぎないように気を付けてください。ある程度自己満足のできるものが書けたら、台湾人の友達にも読んでもらって最終チェックを受けるくらいでいいでしょう。

 2018年の台湾奨学金を目指している人は、今から準備を始めるとかなり余裕をもって学習計画書を書くことができると思います。ぜひ、頑張って挑戦してください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

fourteen + sixteen =